ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

編集長・記者 宮崎信行 政治ジャーナリスト(元日本経済新聞記者)

安倍さん遭難1時間半前に佐藤啓官房副長官が歩いて8分の統一教会支部で激励集会夫人代理出席、壺隠し解散説高まる

 首相は1時間近く前から、官邸で、鈴木幹事長、吉村代表・藤田共同代表らと話し合っていますが、まだ結論は出ていないようです。 そして、吉村さんがぶら下りに応じ、19日(月)に総理が会見すると明かし、自維連立の新しい枠組みの信を問うとしました。

 検討しているのが、壺隠し解散が明確になりました。週刊文春電子版は、石井謙一郎ジャーナリストが独占入手した「TM報告」(TM=トゥルーマザー韓鶴子氏)3000枚を報じていますが、安倍晋三さんが遭難した大和西大寺駅北口から歩いて8分の「世界平和統一家庭連合」奈良支部西大寺本町)で、1時間半前に佐藤啓候補(現・官房副長官)の集会を開き、夫人の代理出席を受け、演説会場に向かったり、電話作戦をしたりしていたことが分かりました。遭難時の動画では、おそろいのポロシャツの天理市長が「看護連盟の方お助けください」と語り、動員団体をある程度把握していたことがうかがえました。奈良県内には現在4支部あるようで、山上被告の母は隣の大和郡山支部で、山上被告は1時間半前の屋内集会は知らなかったと推測されます。

 佐藤官房副長官は、この件を、およそ4年以上話していなかったとみられます。

 高市早苗さんが解散前のめりになった、元宿仁・自民党事務総長が先々月首相に示した資料には、「自民系で270議席・維新も含めて300議席弱」という趣旨の数字が書いてあったことが分かりました。但し、最大でも64・5%で、憲法衆議院優越3分の2には届かないので、首相らに信を問いたい確固たる政権枠組みはないと思われます。

 立憲民主党は既にきのうの常任幹事会で代表一任を決めており、沖縄4区で、砥板芳行さん(石垣市議4期、元JC理事長)を公認しました。前々回は自民閣僚(西銘さん)が辛勝となった激戦区ですが、れいわ山川さんも沖縄本島ですので、砥板さんが石垣島(5万人)となると、接戦も予想されます。混乱が続く4区やオール沖縄ですが、9月の知事選をみすえて、オール沖縄対チーム沖縄の最終決戦の様相を呈しそうです。そこに、国民民主党竹富町議男性を党本部に上申するという情報も入ってきました。

 解散翌々日とみられる1月25日には、福井県でセクハラでやめた出直し知事選と県議補選(定員1)がありますので、前哨戦として注目され、政党の戦術にさざ波を与えることもあるかもしれません。

[写真]右を向く高市首相、5年前の2021年9月、宮崎信行撮影。


以上です。