ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

編集長・記者 宮崎信行 政治ジャーナリスト(元日本経済新聞記者)

急転直下「立憲・公明衆議院合併」決定、「現有170」と「統一社会党」「新進党」超えた勢力で第51回衆院選へ、非大阪維新の前職も問い合わせ

 急転直下、立憲民主党公明党の事実上の合併が決まりました。両党の衆議院議員は全員が離党し、新政治団体に参加して、第51回衆院選を闘います。両党の参議院議員と地方議員は今の党にとどまります。

youtu.be



 週明け1月19日(月)にも綱領が、両政調会長によってまとめられ、この中で、立憲の「原発ゼロ社会の早期実現のために新増設はリプレースも含めて認めない」との綱領は続かないとみられます。

 財政規律を重視する政党にしたいと、党首会談後に野田佳彦さんは語りました。

 これで衆議院で170議席。解散に前後して、左右統一直後の社会党や、第41回衆院選での新進党議席や占有率を上回る野党となります。報道を受けて、「大阪ではない維新の前職」がさっそく立憲現職に接触。「比例ブロックがどうなるか見えないので、それを見てから最終決定した方がいいのではないか」との相手の立場に立ったアドバイスをしつつもすぐに県連会長へと電話をつなげました。

 世界のどこの政治もそうですが、「連立与党第2党」は直近の選挙で議席を減らしていることも多く、維新も衆参とも勝ってはいないので、吉村洋文代表の「副首都」「定数削減」の高いボールを飲ませる戦術はおごりがあったといえますが、選挙ではどうなるか。

 午後1時から6時まで、わずか5時間でこれだけ濃密な取材は記憶にありません。1990年の米ソ冷戦崩壊で世界中のいろいろな構図が変わったときのようです。

 午後1時から、衆議院分館の「講堂」で両院議員懇談会が始まりました。午後2時に「総会」に切り替わり、マスコミフルオープンとなりました。野田さんは、自民党総裁選・連立組み換え以前から動いていた話だと明かしました。野田代表一任が全会一致で決まりました。午後3時から斉藤鉄夫・野田佳彦党首会談。異例なことに斉藤さん西田さんが1、2分遅れました。誰かに電話をかけていたのでしょうか。

 懇談会では、「オリジナルりっけんブルー」の山岸一生さんが「リベラルの旗を保て」と理念。枝野幸男さんは「まず総支部をつくるべきだ」と起業家の先輩の意見が出ました。参議院4人区で公明党を負かした埼玉県連からは、高木真里さん、小宮山泰子さんからも発言が出ました。希望の党騒ぎで酷い目にあった、階猛篠原孝大西健介各氏が手続きの丁寧さを求めました。参議院は野田側近の小西洋之さん、一回生では松下玲子さんも発言しました。小沢一郎さんは発言しませんでした。

 

https://youtu.be/9jbHiqky5l0?si=OYrdXJ6Ew64geh21

 

 参議院の連合組織内議員は連れ立って笑顔で入室していきました。出席者の話だと、連合・産別の立場からの発言はゼロだったもよう。


 逢坂誠二選対委員長はぶら下りに応じ、党首会談での決定待ちだとしました。候補者調整で、今日から選対委員長同士で会う予定はないとしました。原発ゼロの会主要メンバーとしての逢坂さんは、与党当時から公明党とリプレース新増設をめぐり意見は近いとの感想を記者団に述べました。

 兵庫県連で前回小選挙区で通った桜井周会長は、現在兵庫8区選出の公明党中野洋昌幹事長代行と2連ポスターをつくるアイデアを選択肢にし、刷新感あるイメージが近いのではないかと同僚議員の感想を得ました。


 議員は地元紙記者の取材に、地元の寒さを懸念するコメントを話しました。


 会場では、ひな壇の野田代表の直近最前列に側近どころか分身とされる水沼秀幸さんが座る「日常の風景」もありました。

 玉木雄一郎さんは臨時の記者会見で、筆者が「埋没するのではないか」と指摘したところ、「選挙が厳しくなるのは百も承知だ」としつつ「選挙最優先の政治が国の停滞を招いてきた」との批判を発信する考えを示しました。