
[写真]岡田グループ、左から鉢呂吉雄さん2014年ごろの旧民主党機関紙「プレス民主」からスキャン、安住淳さん2017年5月17日国会内で筆者・宮崎信行が撮影、岡田克也さん2014年の第47回衆院選で埼玉県内で筆者・宮崎信行が撮影、玄葉光一郎さん2013年8月議員会館内で筆者・宮崎信行が撮影、中川正春さん2013年の衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット、大串博志さん2014年の衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
岡田グループが自主投票を決めました。
グループの事務総長役である、大串博志・民進党政調会長が、ゆうべ17日夜からけさ18日朝にかけてSNSで発信しました。
●民進党がまたぞろ代表選。
民進党は、またぞろ、代表選(ネクスト首相選)を行うことにし、平成29年2017年9月1日(金)に臨時党大会を行うことにしました。枝野幸男さんか、前原誠司さんのいずれかが就く見通しで、8月21日(月)告示されます。NHK日曜討論などで討論番組が行われる見通し。
●岡田さんは枝野さんを推薦するものの、グループは自主投票、新代表の下、民共調整で主導権へ。
岡田克也前副総理は党代表(ネクスト首相)時代に幹事長だった枝野幸男さんを推すことを表明しています。参議院議員に回った、鉢呂さんも枝野さん。
岡田グループは、週に1回のペースで、国会周辺のホテルや議員会館内で、コーヒー懇談会を開いています。岡田前副総理、安住淳元財務大臣、玄葉光一郎元外務大臣、鉢呂吉雄元経済産業大臣、中川正春元文部科学大臣、大串博志・民進党政調会長の主要6メンバーは、自主投票として、代表選出後の、民共調整路線を進める主導権を握ることが大事だと一致し、代表選に積極的にかかわらないことにしました。
岡田グループは過去に岡田克也さんだけが代表選に出馬したことがあります。
●連合会長への不信感も。
この背景には、仮に1年4カ月以内の第47回衆院選で、定数465のうち、120から150議席(議席占有率で25%から35%)に戻したとしても、1年10月後にある第25回参院選で、連合の神津里季生会長が自らの影響力を誇示するため、民進党代表の地位に干渉するのではないかとの警戒感があります。この場合、第48回衆院選での政権交代よりも前に追われてしまうことになります。例えば、第25回参院選で議席を大幅に伸ばしながら、「1人区32のうち、民共が15、自公が17で負け越しただろ」などという言いがかりをつけられる懸念はつきまといます。
●今後とも党の存続に腐心。
岡田グループは、主要6メンバーのほかにも、会合ごとに数人が呼ばれて意見交換をしています。
今日は横長の写真ばかりで恐縮ですが、民進党結党大会では、壇上の9人中3人が岡田グループとなりました。その後、代表は変わりましたが、今でも、常任顧問、代表代行、政調会長など主要ポストを占めており、新代表の下でも、一定の影響力を維持する見通し。
[写真]民進党結党大会に並んだ、9人中中央から見て1人左の岡田克也さん、左端の玄葉光一郎さん、右端の安住淳さん、2016年3月、都内、筆者・宮崎信行撮影。
ただ、主要6メンバーのうち4人が、党の選挙対策委員長や、選挙担当代表代行をつとめたことがありますが、2005年郵政解散、2010年ねじれ参院選、2012年政権転落選挙と分が悪いのはたしか。しかし、前回2014年衆院選で、岡田さんが西日本、玄葉さんが東日本を担当し、ほとんど全選挙区で民主党と維新(松野党首)の民維調整を成功。2016年参院選でも、32ある1人区すべてで民共調整に成功したことから、民共調整路線を貫き、ファーストと迎合しないことで、岡田グループは一致しています。党の基盤についての分析がその背景にあります。
毎年代表選をやって、田舎で地域一番高校から東大法学部を出た人が東京で心の余裕を失い搾取されていく様がよく分かった気がしますが、なんとか、民進党の枠組みのまま、第48回衆院選を迎えることになりそうです。
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(C)2017年、宮崎信行。
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Miyazaki Nobuyuki