ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

編集長・記者 宮崎信行 政治ジャーナリスト(元日本経済新聞記者)

自民党で統一教会と関係深い石橋林太郎議員「天皇陛下が天照大神の子孫と宮内庁は明記を」「昭和天皇の皇籍離脱前夜の最後の晩餐の内容答弁して


[写真]天皇皇后両陛下を守る皇宮警察本部警察官(手前)、今から4年前の2019年1月2日、東京千代田区の皇居で、宮崎信行撮影。

 予算は来週、衆議院を通過するとみられます。きょう月曜日と火曜日は「分科会」が8つ設けられ、質問の機会が少ない議員も登場しました。

参議院 きょう令和5年2023年2月20日(月)】
 予算送付を待ち受ける参議院では行政監視委員会が開かれ、有識者から話を聞きました。また、あす懲罰委員会尾辻秀久議長の懲罰動議によるガーシー議員について初めての質疑を行う見通しで国対委員長らが会談しました。

衆議院予算委員会 同日】
 「令和5年度予算案」は先週までに59時間を審議しており、きょうは15日目。朝8時40分からの理事会後に8つの分科会が設けられて、国土交通の第八分科会も含めて一律8時間コースの質疑がありました。

 第一分科会の「皇室費」では、与野党通じて、自民党の石橋林太郎さん(比例中国単独1位=安佐南区に事務所、当選1回、岸田派)だけが質問しました。

 統一教会との関係が深いと報じられた石橋さんは「おはようございます。自由民主党の石橋林太郎でございます。本日は久しぶりなんでありますけれども質問の機会をいただきまして、先輩また同様の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います」と苦境をうかがわせました。

 石橋さんはまず、宮内庁次長に対して初当選前の「皇室典範特例法」について質問。そのうえで、戦後のアメリカ主導の「皇籍離脱」について数字を詳しくやりとりしました。そして、皇籍離脱直前に昭和天皇が開いた食事会について、「当時の週刊誌報道でいうところのいわゆる最後の晩餐」と呼ばれているとし、会話の内容を尋ねました。宮内庁次長は昭和天皇は「皇族としての皆さんと食事を共にするのは今夕が最後であります。しかしながら従来の縁故というものは、今後においても、なんら変わるところはない」「機会あるごとに遠慮なく久しい気持ちでお話しにおいでなさるように希望します」と語ったとしました。

 石橋さんは「ご承知の通り、天皇陛下天照大神の直系のご子孫」であるとし、アマテラス(天照大神)の8代後が初代神武天皇だとする古事記歴史観を示し、「その起源を神話に求める天皇陛下のご存在というものが宮内庁のホームページ等々ではなかなか見受けられませんし、また、残念ながら戦後の我が国の学校教育におきましても、そうした点は十分には子供たちに伝えることができていない」とし、「宮内庁のホームページでは、神話に連なる存在であるという天皇陛下についてのの説明というものはない」とし、「神話に繋がる存在としての天皇を知っていただくような広報活動取り組み」を要望するとし、政府答弁は求めませんでした。

 石橋さんは最後に北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国)による拉致問題の解決を自分自身も取り組んでいくと強調しました。

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 筆者の感想としては、石橋さんが示した価値観には全面的に賛同します。保守を重んじる立場と選挙での協力関係から、統一教会との関係が深くなったのでしょうが、統一教会文鮮明氏らの考え方に自民党の皇族観・家族観が完全に洗脳されたかのような毎日新聞などの報道には無理があると感じます。

●第五分科会では国内外の臓器移植をめぐる議員立法の機運

 第五分科会では、日本維新の会の池下卓さんが一部NPOが「国内外を通じた臓器移植に関して不適切な取引」が見受けられるとし、臓器移植法をめぐる適正化の厚生労働省など政府による法整備が必要だと指摘。今国会では超党派議員連盟を通じて、適正化のための法整備が検討される動きとなりました。

 以上です。