ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

編集長・記者 宮崎信行 政治ジャーナリスト(元日本経済新聞記者)

単独で「鳥インフル会議」開催の立憲民主党の長妻昭政調会長、そこは希望の党の玉木雄一郎代表の地元だと指摘され驚く、民進系野党再編は絶望的、長妻「加計学園獣医学部は必要ということなのかな」とも


[写真]立憲民主党鳥インフルエンザ対策会議の配布資料(手前)と長妻昭政調会長ら、きょう平成30年2018年1月12日午後3時、衆議院第二議員会館、筆者・宮崎信行撮影。

 四国で初めての、鳥インフルエンザが発生しましたが、まもなく、農林水産省自衛隊の働きで、きょうにも鎮圧できそうなようです。

 立憲民主党は、きょう、平成30年1月12日(金)午後3時、緊急に会議を開きました。会議の正式タイトルは「立憲民主党鳥インフルエンザ対策会議」。立民の長妻昭代表代行(兼)政務調査会長が主宰。感染源とおぼしき渡り鳥が先に飛来したとみられる、島根1区比例の亀井亜紀子さんが司会をつとめました。

 長妻さんによると、おととい役所からレクチャーを受けて、きょうになってから、報道で状況が違ったことを知り、役所を呼びました。立民の農林水産部会長は、佐々木隆博副代表(北海道6区)ですが、閉会中の金曜日なので、在京の長妻さんと亀井さんで会議を開いたとのことです。

 農水省の説明では、おととい10日(水)香川県さぬき市で死亡家禽が出て、簡易検査をしたところ、午前11時30分に陽性と判明。午後2時に対策本部(本部長斎藤健農相)を設けました。そして、きのう11日の午後10時15分に、専門家が今まで確認されていない「H5亜型」の鳥インフルエンザだと判定し、ゆうべ午後11時45分から殺処分と焼却をしているようです。

 会議終了後、長妻さんに、香川県さぬき市が希望の党玉木雄一郎代表の選挙区香川2区内だと知っていたかたずねたところ、「えー、これなに、玉木さんのところですか?」と返答。小選挙区選出の衆議院議員はたいてい他者がどこの選挙区か知らない方が通例ですので、本当に知らなかったと思います。長妻さんは「しかし、四国で初めて鳥インフルエンザが出たとなると、(4月に愛媛県で開学予定の)加計学園獣医学部は必要だということになっていくんでしょうかね」と述べ、10日後からの通常国会での野党の追及姿勢の見直しに言及しました。

 一方、希望の玉木代表のファイスブックによると、立民の会議の前後に、自民党の斎藤農相と直接会い、情報交換をしたそうです。

 参議院議員や地方議員の先生、あるいは旧小沢グループなんかは「政策の一致が必要だ」ということをよく言うのですが、衆議院はいろいろな利害関係が輻輳しているの、政策の一致など土台無理。自民党の派閥は、20年前から「政策集団」と呼ぶことになっていますが、自民党の派閥が鳥インフルエンザ対策会議を開くことはありません。一度バラバラになったものを、むりやり一緒にしても、大政局でまたバラバラになります。

 政調会長がテレビを見てその日のうちに会議を主宰した方が、本人たちも楽しいし楽ですから、旧民進3党の再統合というは、私は絶望的だと考えます。私は野党の未来には楽観的です。与党で無ければ野党なので、野党というのは相対的概念だから、今後も、衆議院で200議席近くは野党が議席を占め続けると考えます。

 鳥インフルに関しては、亜種ということで、判定に時間がかかったようですが、すばやい対応ができているようです。農水省のペーパーでは、「3キロメートル以上離れているけど10キロは離れていない」距離では、合計100万羽が居るそうですから、仮に広がっていたら大変な事態でした。政府自民党が鎮圧して、しっかりと種の確認をしてほしいと考えます。

このエントリーの本文記事は以上です。

(C)2018年、宮崎信行。

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