ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

編集長・記者 宮崎信行 政治ジャーナリスト(元日本経済新聞記者)

石川知裕さん「鳩山さんに入れました」→「そういう次元でない」岡田克也さん


[写真]TBSのニュースサイト「News-i(アイ)」からキャプチャーさせてもらいました。

 東京放送(TBS)さんのニュースサイトに岡田幹事長の初遊説と農業視察のもようが載っています。どうやら1週間ほど載るようなので、ぜひみてください。

 この中で、一新会所属の当選1回生、石川知裕さん(北海道11区)が岡田幹事長に「岡田幹事長すみません。代表選挙、鳩山さんに入れてしまいました」と街頭演説中に頭を下げると、岡田幹事長が右手をさしのべて握手している姿が映っています。そして、このシーンの前のホテルの記者会見の映像だと思いますが、岡田幹事長が「党として勝たなければいけない仲間ですから、代表選で投票したとかしないとか、そういう次元の話ではない」と語っている姿が映っています。

 この翌日のNHK日曜討論では、自民党の石原伸晃幹事長代理が農業者戸別所得補償について「コメだけで1兆円だったはずが、いつの間にか1兆5000億円になっている」と指摘したのに対して、「コメだけではなく・・・」「コメ、小麦、大豆、馬鈴薯・・・」「林業漁業を入れて1兆5000億円」と言い返すと、石原代理はしどろもどろ、岡田さんの農政通ぶりと自民党の農政無知が明らかになりました。

 代表選に関しては石川さんは国会議員、僕は投票資格のないサポーターですし、石川さんは一新会及び北海道連所属ですから、初めから「鳩山陣営」なのは明らかなので、あまり会話せずにおりました。私には石川さんが初めから当選を確信しているように見えたので、ひょっとしたら「岡田」で大逆転が可能だと思ったのです。やはり組織の前にかないませんでしたが、そんなことはどうでもいいのです。

 どうでもいいのです。が、石川さんは自分の選挙では、そういう甘い態度は絶対に見せないでほしいと願うのです。

「岡田幹事長、イメージチェンジに注目」 News i - TBSの動画ニュースサイト

 新体制発足から26日で1週間。さいたま市長選挙で幸先の良いスタートを切った民主党ですが、新体制の要、岡田幹事長がこれまでの「堅物」からイメージチェンジできるのかが注目されています。

 贈り物は送り返す。酒の席ではきっちり割り勘。「堅物」と評される岡田幹事長が週末、笑顔を振りまいたのは、北海道・帯広でした。

 「なんとかしてこの国の政治、変えなきゃいけない」(民主党 岡田克也幹事長)

 およそ2000人が集まり、期待の高さをうかがわせましたが、応援を受けた議員は先日の代表選挙を巡り、壇上でこんなことを打ち明けました。

 「岡田幹事長すみません。代表選挙、鳩山さんに入れてしまいました」(民主党 石川知裕衆院議員)

 小沢代表代行の秘書を務め、鳩山氏に投票した石川議員が戸惑いを隠せない中、岡田氏は党内融和をアピールです。

 「党として勝たなければいけない仲間ですから、代表選で投票したとかしないとか、そういう次元の話ではない」(岡田幹事長)

 笑顔を滅多に見せない事から「笑わん殿下」とも渾名される岡田氏が笑顔で応対するのも、全ては民主党の悲願のため。

 したためたのは座右の銘「大器晩成」ではなく、「政権交代」の四文字。目標実現のため、笑顔で党内融和を保つことが出来るのか、「笑わん殿下」のイメージ戦略が試されています。(25日18:09)