ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

編集長・記者 宮崎信行 政治ジャーナリスト(元日本経済新聞記者)

陸自双発輸送ヘリが朝霞駐屯地方面に飛んでいくの見ました

 政府は27日朝、北朝鮮が「テポドン2」と思われる機体を日本上空の大気圏に向けて発射すると予告していることについて、防衛大臣自衛隊法82条に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を発令しました。

 おそらく発令より前の時間だと思いますが、私はけさの散歩中に陸上自衛隊の双発輸送ヘリ「CH-47J」ないしは「CH-47JA」が東京北部上空を西に飛んでいくのを目撃しました。この先には、陸上自衛隊朝霞駐屯地があります。

 読売新聞によると、政府は東北上空の大気圏への備えのほか、都心上空の備えのため、同駐屯地にも地対空迎撃弾パトリオット陸自内では“ペトリオット”)「PAC3」を展開するとの見通しを報道しています。

 いずれにしろ、大気圏を通る話ですし、爆弾を搭載したミサイルではないのですから、あまり心配はいらないでしょう。テポドン2は2段重ねですが、3段重ねで3段目にカバーをしているという情報もありますが、それ自体が威嚇である可能性が高いので、心配する必要はないでしょう。

 ただ、麻生首相の発言はあまり現実味を感じていないのですが、パトリオットなどのシステムが少なくとも陸自内では動いていることを知り、現実味を感じました。このほか報道では、海上自衛隊日本海にイージスのシステム(イージス艦)を展開し、迎撃が可能な体制をとる準備をしているようです。防災訓練のようにしっかりやらないといけません。

 ソフトパワーとハードパワー=スマートパワーという言葉がはやっていて、私も好きです。ソフトパワーの面では、きょうの衆院本会議が北朝鮮に自制させる決議を全会一致で採択することになっています。

asahi.com(朝日新聞社):「弾道ミサイル破壊措置命令」を発令 北朝鮮発射準備で - 政治

 北朝鮮が長距離弾道ミサイルテポドン2」とみられる機体の発射準備を進めていることに対し、政府は27日朝の安全保障会議(議長・麻生首相)で、ミサイルが日本の領土・領海に落下する場合に備え、自衛隊法82条に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を初めて発令することを決めた。これを受け、浜田防衛相は自衛隊に対し、破壊措置命令を発令した。北朝鮮は「4月4~8日に人工衛星を運搬するロケット」の発射を予告している。

北ミサイル迎撃PAC3、都心と東北に配備へ…防衛省 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、防衛省がミサイルの迎撃を目的に地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)を配備する候補地が26日、明らかになった。

 政府は27日に浜田防衛相が自衛隊法に基づく「破壊措置命令」を発令する予定で、30日をメドに現在配備している自衛隊施設から移動を開始する。

 候補地は、ミサイルが上空を通過する可能性のある陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)、同秋田駐屯地(同)、空自加茂分屯基地秋田県男鹿市)、陸自岩手山演習場(岩手県八幡平市など)、同岩手駐屯地(同滝沢村)。

 また、都心の防空を強化するため、陸自習志野演習場(千葉県船橋市など)、同朝霞駐屯地(東京都練馬区など)、同市ヶ谷駐屯地(同新宿区)などにも展開する予定だ。(2009年3月27日03時14分  読売新聞)